【産休育休のない女たちへ】自営業的な妊婦へのエール
あの壮絶な出産から3年。
娘はもうすぐ3歳になろうとしています。
産休育休のない自営業税理士でした。
その当時は、従業員さんがいるわけでもなく一人でやっていたため誰に頼ることもできませんでした。
懐かしい。
出産前は、出産後のことを考えすぎてナイーブになっていた時もありました。
「出産後、仕事はできるのだろうか。」
不安しかなかったように思います。
私の出産体験記はこちら。
たばこも辞め、珈琲も減らし、ストレスMaxの妊娠期間でした。
好きなものだけ食べ続けていたら、妊娠糖尿病になりました。
食生活の改善を求められ、運動もしろと言われました。
歩きまくっていたら、切迫早産になり、
動くなと言われました。
妊娠中は、とてもつらかったのです。
来る日も来る日も、「あと〇〇日で予定日だ。」と指折り数えていました。
いらいらしながら、仕事をしていました。
そして、だんだんお腹が大きくなっていくので、動きづらくなっていき、やはりいらいらしていました。
そんな10か月をすごしてからの出産。
一心同体からの分離。
物理的に分離されたことにより、とてもすっきりした印象がありました。
「これで別々に行動ができる」と。
口ではいっても、しばらくは一心同体のような感じでしたがね。
ただ、すぐに仕事復帰しなければなりませんでしたので、いや、語弊がありますね。
すぐに仕事復帰したかったので、子育てについてはものすごく雑にやりはじめました。
いろいろ言われましたよ。「え?そんな感じの子育てなの?」とか皮肉めいたことも言われましたよ。
よく言われてるところでいえば、
母乳or粉ミルク論争ですかね。
完全ミルク派です。
働くのであれば、誰かに預けることも考えなければなりません。その誰かは母乳がでませんから、
いつでもどこでも預けられるよう、ミルクにしたわけです。
事前に母乳の搾乳しておくという手もありますが、搾乳する時間を削減したければミルクだし。
搾乳する時間があれば、母乳でどうでしょうか。
そして、先々のことを考えて、保育園にいれることも考えると、さっさとミルクに慣れさせてあげた方が、
子供も楽なんではないでしょうか。
そして、ミルクのいいところは、飲んだ量が明確にわかる。
そして、人間っておもしろくて、飲んだ量だけ、寝るんですね。
夜は寝ててほしかったので、少し多めに飲ませると。
あら、不思議。朝まで起きないんですね。
なので、夜泣きについては一度も経験したことがありません。
私、これは粉ミルク様のおかげだと思っております。
そして、私からでてくる母乳に自信もありませんでしたね。
だって、食べ物もいいもの食べないとね。
無理ですよ。私には。
であるならば、粉ミルクの成分はよくわかりませんが、私の母乳よりはベターでしょう。
という選択ですよね。
粉ミルク、母乳より高いといわれていますが、どうなんでしょう。
食にこだわらなければならないのであれば、もしかしたらあまり値段さはないかもしれませんね。
ま、とにかく「誰でも飲ませられる・食を気にしなくていい・量を明確に把握できる」となれば、
どう考えても粉ミルクが優勝だったわけです。
とはいっても、出産直後に働くのってどうなのよ?
ってところで。
出産直後って、母体も子供も安静にしなければいけない時期です。
そんな時期に、動くことは、賛否両論。というか、否なご指摘の方が多いんですよね。
そりゃそうです。
どれほどの体力を消耗したかわからないくらい出産て大変ですから。
(私は安産でしたが。)
もちろん、私のことを心配してくださってのアドバイスですから、本当にありがたいです。
ただ、実際、産休育休のない自営業の女性だと
正直、休まず働いている方って多いと思うんです。
周りに言えないだけで。
休みなさい。と言われても、
自分が休んだら、お客様に大迷惑なわけです。
代わりに仕事をしてくれる人はいません。
「出産したんで、しばらく仕事休みマース」
なんて無責任なこと、お客様に言えるでしょうか。
出産前に休める体制を作ればよかったんじゃないか。
と言われればごもっともですが、
とはいっても、そんなに長い期間休むこともできない女性も多いはず。
自営業を選択した時点で、
産休育休ないことはわかっていたし、
きっと産後大変なんだろうということは覚悟していました。
これはすべての自営業の女性が覚悟しているはず。
安静にしていなければならないこともすべての自営業の女性は知っています。
知っているはず。
なので、出産直後からバタバタ仕事している自営業の女性をみたら、
無理しないで・・・・安静にしなさい・・・・
では、なく、
「がんばってね!」
とぜひエールを送ってあげてください。
休めといっても、どうせ休むこともできませんから、
是非前向きな言葉をください。
今は体力があるから元気に動けるかもしれないが、
出産直後に動きすぎると、更年期が重くなるとか将来、体に負担がでると言われています。
しかし、これも覚悟の上。
というか、自営業を選んだ時点でどうしようもないので、がんばりましょう。
産休育休がある方からのアドバイスは、自営業妊婦にとってクソバイスになる可能性が高いので、
これは妊娠出産に限らずですが、相手の立場を理解したうえで、是非、アドバイスをください。
そして、自営業妊婦は、おそらく同じ状況を経験した妊婦からアドバイスをもらえることは少ないでしょう。
だからこそ、アドバイスなのかクソバイスなのか、冷静に判断した方がいいでしょう。
でないと、つらくなる時があるはずです。
大丈夫。大抵、出産・育児のアドバイスって、ろくなのないから。
あんまり真剣にうけとめず、自由に子育てしようぜ!
とりあえず!粉ミルクな!笑
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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