美人とブス=うさぎとかめ説について
あの名作「うさぎとカメ」は誰もが知っている童話である。
あらすじ
ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。
(引用)ウィキペディア先生
童話の中で、一番感銘をうけたといっても過言ではない。
この童話の教訓は以下の通りだ。
過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。 また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。
カメに自分を自己投影してしまったブスも多いと思う。
私でもがんばれば高みをみることができるかもしれない。
と子供ながらに思ったことは否めない。
美人=ウサギ ブス=カメ
は乱暴すぎるとは思う。
美人でも努力家はいるし、ブスでも努力できない人間もいる。
ブスで中身もいまいちだったら、救いようがない。
一つ言えることは
例えば100m走を美人とブスで競うことになったとする。
ブスは見た目だけですでにスタートラインから100mくらいうしろに立っていると
考えた方がいい。つまり200m走だ。
まず、まっさらな状態で、美人と同じ立場に立てると思ってはいけない。
ひどい、差別だ!と思ったそこのブス。
甘えるんじゃない。
世の中は見た目じゃなくて、中身で判断してくれるんだ!と本気で思っているのか?
そんなわけあるか。
ブス専以外は、間違いなく美人が好きだ。
そうだろう。第一印象で雲泥の格差ができているのだ。
現実をみろ。そこのブスども。
しかし、そこであきらめちゃ試合終了だぜ?
お前らブスに希望をあたえる童話を一つ捧げよう。
タイトル:美人とブス
ある時、美人に顔の醜さをバカにされたブスは、山のふもとまでかけっこの勝負を美人に挑んだ。かけっこを始めると予想通り美人はありとあらゆる男を引き連れてお姫様だっこをされて、どんどん先へ行き、とうとうブスが見えなくなってしまった。美人は少しブスを待ってやろうと、その男達と飲酒パーティーを初めてしまった。もちろんブスをお姫様だっこしてくれる人なんていない。一人で歩いていたブスは途中で息絶えそうになっていた醜いアヒルの子を見つけて介抱してあげた。応急処置だけしかできなかったのでブスはその醜いアヒルの子をお姫様だっこをして山のふもとを目指した。ブスは自分の足で走り続けた。美人はいつのまにか寝てしまっていて、目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするブスの姿であった。そして、お姫様だっこをしていった醜いアヒルの子をきちんと処置してあげた。体も洗ってあげた。まあ、なんということでしょう。アヒルではなく白鳥の子だったのだ。美人の視界にはまったく入らなかった白鳥の子。しかし、自分の足で歩いていたからこそ、ブスにはその白鳥の子が見えた。
白鳥の子とブスがその後、シアワセな家庭を築いたかどうかは、また別のお話。
これはすべて実話だ。
まずブスに大切なことは
自分の足で立つこと。歩くこと。
まずそこからだ。
それによって、お前にしか見えないことがでてくるはずだ。
些細なことを大事にする。
一つ一つの目の前のやるべきことをきちんとこなす。途中で投げ出さない。
比較しない。比較したところで何も産まれない。
お前の努力は必ずだれか見てくれている。
残念乍ら、見た目の印象と言うのは大きなものだ。
ブスというだけでハンデを背負うことになる。
しかし、ハンデを背負った自分もきちんと認めた上で、目の前のことをまずは一生懸命やるのだ。
負ける日もあるかもしれない。しかし、ブスでも勝てることはあるのさ。
すべてのブスに幸あれ。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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