和菓子屋さんの選択と集中について考える。
こんにちは。
たむらです。
選択と集中とは。
会社経営をするにあたって、よく議論になる問題。
自社の得意とする事業分野を明確にして、そこに経営資源(ヒト・モノ・カネ)を集中的に投下する戦略。
例えば、老舗の和菓子屋さんがあったとする。
商品は、
・まんじゅう
・大福
・せんべい
・水ようかん
・こんぺいとう
があったとしよう。
すべての商品が、作る時間、お金が一緒だったとする。
しかし、売上ランキングは?
1.水ようかん
2.こんぺいとう
3.まんじゅう
4.大福
5.せんべい
だったとする。
しかも、4位以下の大福・せんべいについては、
かけるお金を売上げで回収できていないことがわかった。赤字だった。
さて、大福・せんべいを今後どうするか?
ここで選択と集中について考える。
まず、選択。
①大福・せんべいの販売をやめる。
②かわらず作り続ける。
③縮小する。
そして、①③を選択したら、辞めたもしくは縮小した分を、
その他の商品へ投下する。集中させる。
なぜ今まで、この商品ラインナップだったのか?
他の店と同じ商品にしておきたかった。
昔と同じ商品をだしていたかった。
いろいろ理由はある。
そして、もう一つの理由がある。
それは、
お店全体の売上・コスト・利益については把握していたが、
それぞれの商品の売上・コスト・利益について細分化して把握したことがなかった。
ということも理由になるであろう。
赤字だろうが、なくしたくない商品ももちろんあるだろう。
しかし、赤字と気づいたら、売れる商品にヒト・モノ・カネを集中したくもなるだろう。
是非、商品・サービスごとの損益計算書を作ってみてください。
部門管理と言われることが多いですが、
ぜひ、個々の数字を分析してみましょう。
それぞれがどのような数値構造になっているのか。
一度把握する意味はあると思います。
会計ソフトなんていりません。
手書きでかまいません。
なんなら、エクセルとかで集計するといいかもしれませんが。
おすすめです。
たむら
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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