『理由:言われたから。みんながやっているから。』は、NG
3歳の娘は最近、オシャレに興味津々である。
お気に入りは、スカッツ(スカート+スパッツ)である。
ただ、この時期特有なのだろうが、すぐスパッツ部分に穴をあける。
よく転んでいるのだろう。
穴のあいたスカッツを平気で履こうとするのだが、それを履いて保育園に行くのは
勘弁してくれと、毎朝喧嘩である。
穴のあいたスカッツでも履いていきたいほどの、スカッツ熱なのである。
この時期の女の子は、スカートに興味があるのかなあと思っていたのだが、
なぜそんなにスカッツを履きたいのか聞いてみた。
娘:『みんなが履いているから』
心がざわざわした。
お前には意志というものがないのか。
当たり前だ。まだ3歳だ。あぶないあぶない。
マジで切れそうになった。
私:「じゃあ、みんながスカートじゃなくてズボンだったら、ズボン履くの?」
娘:「うーん。スカート!」
私:「そっか。なんでスカート履きたいの?」
娘:「かわいいから!かわいいって言ってもらえるから!」
私:「そっか。かわいいって言ってもらいたいからスカートを履くんだね。
かわいいって言ってもらうためにスカートを履いているんだね。
みんなが履いているからじゃないね。」
娘:「そう!」
3歳児に誘導尋問する母
私自身はずっと周りに合わせて生きてきた。
中学、高校卒業したら、大学にいく。
資格をとった方がいいと言われたから、とった。
そして、定年退職するまで組織でお勤めするつもりだった。
結婚もしなきゃ。子供も産まなきゃいけないよな。
だって、みんながそうしているから。
そう、びっくりするくらい自分の意志がなかった。
「なんで大学いきたいの?」→「え・・・・みんな行っているから」
「なんで資格とりたいの?」→「え・・・・親がとれって言ったから」
自分の意志ゼロであることは、時間を無駄にしている
「なんで大学いきたいの?」→「将来の夢が学校の先生。子供たちに勉強を教えたい。そのために大学で教職をとりたいの。勉強したいの。」
という、目的意識がはっきりしている大学生活と、なんとなく行く大学生活だと同じ大学4年間でも
全く結果は違うことになると思う。
もちろん目的意識がはっきりしていても、失敗することはあるだろうし、結果はどっちに転ぶかわからない。
しかし、目的意識がなくずっと過ごしてきた私が、29歳から何をするにも目的意識をもつようになってから、過去の自分の時間は本当に無駄だったなあと後悔している。
すべて自己責任。他人は誰も助けてくれない
といったら、強すぎるのかもしれないが、
みんなと同じことをやっているから正解なわけではない。
みんなと同じことをやって、とりあえず大企業に就職しても、
その大企業がつぶれるかもしれない。
路頭に迷っても、誰も助けてくれない。
なんとなく言われたように、周りと同じようにやっていても、だめになることもある。
もちろん、自分の意志で決断してきたことだって、だめになることはある。
ただ、自分の意志で目的意識をもって決断してきた人と、いない人では
時間の充実度合も違うのではないかと思う。
常に目的意識、ゴールを設定する
なんとなく、みんながやっているから
は絶対に許さない。
娘にはこのスカッツ事件を機に、これから目的、ゴールを聞き続ける。
彼女のやりたいことはやらせてあげたい。
そのために、子供は一人と決め、彼女のやりたいことに惜しみなく支援したいと思っている。
しかし、やみくもに甘やかすわけではなく、
目的意識がないものには支援するつもりはない。
意味があるかないかは、それは本人の目的次第である。
私には意味がないと思っても、彼女に意味があると思っていて、
それをきちっと目的設定できているのであれば、それはそれでいい。
とにかく
なんとなく。みんながやっているから
はだめ。周りと合わせてもいざという時助けてくれない可能性が高い。
なので、これから何をするにも彼女に聞くことになると思う。
「それをやる・ほしい理由は?目的は?ゴールは?」と。
もし、回答が
「なんとなく、みんながやっている、もっているから」
とか
「気の流れが。満月だったから。引き寄せられたから。」
とか、結局、自分の意志じゃないことを言っていたら、
逐一、軌道修正していこうと思う。
大人でも自分の意志がない、目的設定をせず、行動している人たちをよくみる。
そうなってほしくない。
彼女には時間を無駄にしてほしくない。
目的、ゴール設定をせずに、行動をしてはいけない。
と、3歳児に伝えていこうと思う。めんどくさい、親だわ。
29歳まで私が気づけず、後悔したこと。彼女には早めに知っておいてほしいのだ。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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