第一次試験合格発表前夜
明日、先月末に受けたとある試験の合格発表がある。
こんな気持ち、久しぶりである。
税理士試験の結果発表以来のドキドキ感である。
ものすごく土器土器している。
この腹の下から下半身までの浮いたような高揚感。久しぶりである。
合格発表と言えば、税理士試験は最悪だった。
税理士試験は5科目合格が必須である。最後の年は、発表日の朝9時に官報がネットにアップされるので、
そこから自分の名前を探す。私は大学院で2科目免除なので、官報で自分の名前を探すということはできなかったのだが。。
それ以外の年は、普通郵便で自宅に結果が送られてくる。
普通郵便だ。なので、住所地によって送られてくる日が一日ずれるという、そんなことあっていいのかっていうアナログな発送方法を税理士試験は採用していた。
今の郵送状況は知らないのだが、私の時は普通郵便だった。どうなんだろう一体。
試験としては最後の科目の結果通知の時を思い出す。
大学3年生からだらだらと受験しはじめ、もう受験が辛くて辛くて仕方なくて、
最後の気力を振り絞って受けた年だ。確か25歳の年。社会人2年目の年。
もう、今年だめだったら受けるの辞めよう。と思っていた年だ。
周りに「税理士試験をやってる!」と大見えきった手前、辞めるにやめられなかった試験。
自分のプライドとの闘いだった。
大学3年、20歳から始めた試験の5年目。。最後の科目の結果発表。
まだ実家にいたので、土曜日。普通郵便を待っていた。
毎年、結果発表の日は荒れる。
なので、父・母・妹は朝から出かけて行った。
私は家で一人、普通郵便を待っていた。
一軒家で、リビングから庭ごしにポストを見続けていた。
カタン
昼前くらいに普通郵便がきた。
玄関からポストまでは、30mくらいなのだが、玄関からでることができなかった。
こわすぎる。
やっとの思いで、午後2時くらいにポストから取り出した。
リビングのテーブルに普通郵便を置いた。
それから何時間、正座して見続けていただろう。
そうこうしている間に、夕方になりみんな帰ってきた。
私は神妙な面持ちでリビングに正座していた。
両親はもちろん不合格だと思って、
「大丈夫よ。これだけが人生じゃないわ。」と優しい言葉をかけてくれた。
私「まだ・・・あけてない。」
「は?何やってるのよ。結果はかわんないんだから、早くあけなさい。あけてあげるわよ!」
と、普段温厚すぎる母親が、いきなり豹変して、かんべんしてくれ!私に開けさせてくれ!
とやっと、母親の豹変にびびって、開けることが出来た。
合格していた。安堵で泣いた。
やっと終わった。
合格発表というと、税理士試験の不合格だったり、合格だったりの通知書を見る場面を鮮明に思い出す。
明日の結果発表。
もちろん受かっていてほしい。というか、一次試験の合格発表であって、さらに二次試験があるわけだが。
ただ、税理士試験ほど、神経をすり減らして臨んだわけではない。
だから、あの努力をしないと何事も合格はつかみ取れないと思っているので、
今回は、ダメでも致し方ないとは思っている。
受験者の半分が落ちる試験だ。さらに二次試験では更に半分くらい落ちるらしい。(さっきしった。)
と、不合格だった時の、「私全然勉強してなかったし、倍率高いし、落ちて当然だよ」という保険も掛けられたし、
明日、どんな結果でもどんとこいだぜ!
久々の結果発表前の高揚感。このドキドキたまらないぜ!
明日、ネットで自分の受験番号があることを祈るばかりだ!
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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