出産当日、仕事復帰した自営業の女もいます。
「たむまみさんを見ていると子供を育てながら仕事を続けられそうな気がする」
と言っていただくことがたまにある。
やるしかなかった。休めなかった。動きたがりだった。
というただの自己中心的な人間極まりないのだが、
そんな私でも誰かの励みになるのであれば存在価値があるというものだ。
こんな私でも妊娠が発覚した時、正直、不安で仕方なかった。
出産後、どのくらいで体力は復活するのか、
どのくらいで動きはじめられるのか。
想像が全くつかず、妄想という不安だけが膨らんでいったことを思い出す。
結果、出産前も切迫早産になるは妊娠糖尿病になるはバタバタしていた。
「自営業 産後 すぐ仕事」
とか検索しても、
「最低1カ月は休みました。」という、情報しかでてこない。
いわゆる育児・出産本をみても、「産後1カ月はゆっくり休みましょう。」
休まなかったら何か怖いことが起きるのかもしれない。
そんな不安しかなかった。
もちろん、出産は、体に大きな負担をかける行為だから、休んだ方がいいことは分かる。
ただ、実際、休んでいられない方も多いはずだ。
私は出産の入院中もパソコンをパチパチしていたし、
退院後、1カ月実家でお世話になることをいいことに、
すぐ外回りを始めた。
ラッキーだったと思う。
産後の体の復活も早かった方だとは思う。
こればっかりは、産んでみての状態でしか、すぐ動けるのか動けないのかはわからない。
なので、出産直後の予定は入れないようにした。
一件、出産予定日2日前に予定日10日後くらいの、資格業紹介の取材を申し込まれた。
さすがに何とも言えないので、お断りしようとした。
そしたら、出産後の様子をみてご連絡ください。
と言われたので、出産1日後に取材のご快諾電話をした。
これが、出産後の初対面仕事だったと思う、1時間くらい運転して取材場所までいった。
出産後10日の出来事である。
できないことはないのだ。
医学的?には休んだ方がいいのであろう。でも、精神論でいえばできないことはないのだ。
ただ、そうとはいっても環境は整えていかなければならない。
いざという時に子供の面倒・家事を助けてもらえる体制作りは大切。
・家族(配偶者・親族)にみてもらう。
・保育園にいれる。
・ベビーシッターにお願いする。
・料理キットを頼む。
・家事代行サービスを依頼してみる。など
もう一度いうが、
休めるんだったら休んだ方がいい。
ただ、休めないんだったら動くしかない。すぐ仕事復帰するしかない。
復帰するためにはどうしたらいいか。
不安なところではあるが、考えるしかない。
大丈夫。私なんかでもどうにかなっている。
娘は元気に育ってくれている。
出産後ただちに復帰せざるを得ないママへ告ぐ。
ネットでいくら探しても、「出産後1カ月休め」と出てくるだろう。
本当は「出産直後から復帰したよ!」っていう先行事例をみつけて、安心したい気持ちはわかる。
私がそうだった。
けど、大抵そういうのって非難されるから、ネットにUPしている人なんていないんですよね。
周りにいればいいけど、大抵いない。
大丈夫。工夫すればどうにかなる。
できないことはない。
自分の気持ちとやり方次第。
産休・育休のない自営業を選んだのは自分だ。
ただ、時間の融通や工夫を利かせやすいというメリットもあるのが自営業だ。
休めるように工夫するのがベストだが、できないんだったら、即復帰するか最悪、廃業するくらいの思いがないと
自営業での出産は厳しいですよね。
という、自戒の念を込めて。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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