70歳女性社長のモチベーションの上げ方
わりと同年代のお客様が多いのですが、
私のお客様で最高齢の方は70歳の女性の方です。
70歳と63歳の女性姉妹で経営されている法人さんです。
2年前に法人設立されるというバイタリティ溢れるお二方。
どこから私を見つけてくださったのかというと、
なんとなんとホームページから。
うちの母親は検索できないだろうな。。というか法人設立なんて死んでもしないくらい
保守的な人なので、母親世代の方からのご依頼は大変びっくりしたのを覚えております。
そして、なんで私に?
という質問をしたところ、
「とにかくホームページが元気いっぱいだったからね。それだけね。」
私は娘さんと同い年のようで、応援したいというありがたいお気持ちもあったようです。
本当に気持ちよくお付き合いさせていただいております。
こんな若輩者にも敬意を払ってくださり、経理処理もとてもきれいにまとめてくださり、
本当に気持ちよくお付き合いさせていただいております。
決算でのお決まりのお話で、来期の役員報酬どうしますか?という議題になりました。
役員報酬を上げると、所得税・住民税・社会保険料が比例して増額されます。
役員報酬を上げない場合の法人税と上げた場合の上記税金などなどの比較をして、
これくらいの金額感なんてどうでしょうか?
と提案したところ。
「もう、税金なんて気にしないから自分のモチベーションのために役員報酬いくらにあげたいの」
感動した。
やはり税金はできるかぎり押さえたい。
普通の感情だと思う。
しかし、税金なんてどうでもいい。
「私が、これくらいの報酬もらわないとモチベーションがあがらないのよ。」
感動した。すごく感動した。
だから、2年でこんなに会社を大きくされたんだと思う。
ゼロからのスタートで、しかも年齢も年齢。
これから人生の衰退期(失礼すぎ)に入るにも関わらず、
もう成長しか考えていらっしゃらない。
私のしょうもない税金比較をした役員報酬の提案なんて、くそみたいな話で、
そんな次元で物事を考えない、70歳の社長に私はものすごく頭が下がる思いでいっぱいでした。
「毎日楽しく生きなきゃ意味がないじゃない。」
私よりも数百倍元気なこのお客様に会うと、私の寿命が少しずつ短くなっていっている気もします。
法律なんてくそくらえ、モチベーションがあがればすべてOK!!
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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