ブスを忘れたブス~自己評価の高いブス~
今、私は大学院に通っている。
私はすべての授業を「ブスの幸せを見出すためにどう活用できるか?」という視点でしか聞いていません。
真面目に聞いている時は、大抵、全世界のブスに思いを馳せているのです。
しかし、ふと悩ましい問題にぶち当たってしまった。
この世には自分がブスということに気づいていないマジでブスがいるということに。
ブスには外的な側面と内的な側面がある。今回の話はどちらのブスにも当てはまる。
基本的に日本人は、謙遜、忖度を好む人種である。
他人から褒められても、素直に受け止めず、「いやいや、何をおっしゃいますか。。」
と思ってもいない回答をすることが日本人だと思っている。
多いのではないだろうか。
たとえ美人に「きれいだよね。。。。」といっても、「いやいや、何いってるのよ。。。」
と返すじゃないですか。
認めてもいいんだよ。と思うんです。本当にきれいなんだから。
まあ、日本のカルチャーということにしておきましょう。
なので、「謙遜しなくていい人が謙遜してしまう文化=日本の継承すべき文化」ととりあえず定義づけしておきましょう。
そして、今、私が憤っている問題がある。これは環境問題よりも深刻だ。
公害だ。
それは「自分を客観視できないブスがする美人コメントは不快事件」だ。
言葉にするとあまり伝わらないかもしれないが、びっくりするくらいの不快指数なのである。
①「私、最近、メロンパンにはまってるじゃん?」
SNSにメロンパンの写真をあげていたようで、すべての人間がそれを見ていると思っている発言。
なぜおまえの投稿を全員がみていると思うのか。なぜそんなに自意識過剰なのか。
この時点で、不快で。さらにブスのメロンパン写真。想像してくれ。
②「今日は私のためにお集まりいただいてありがとう」
合コン開始直後の発言だ。
③「私のこと気になってる人いた?」
合コン終了直後の発言だ。
④「結婚?今、そういう気分じゃないんだよね」
おい、妙齢処女。もっと自分の価値を客観視しろ。
年齢とともにおまえの存在は減価償却されていく。
残念ながら人間、体力、見た目は衰えていく。
中身が素晴らしいったって、それを人にわかってもらうのにどれだけ大変かわかっているのか。
ってか、ブス。現時点から減価償却されたら数年後に灰になっているぞ。
これが「自分を客観視できないブスがする美人コメントは不快事件」の一部だ。
この発言を自分がすることによって他人はどう思うのか。なぜ他者の気持ちを考えられないのか。
そして、なぜここまで自分を客観視できないのか。
不快を通り越して、謎でしかないわけである。
昨日、大学院の飲み会で私はこう言われた。
「田村さんって、ブスを忘れたブスですよね」
と言われた。
それまで意気揚々にブス論を語っていた私であった。
どの立場からかわからない発言をたくさんしていた。
はっとした。
「自分を客観視できないブスがする美人コメントは不快事件」、、、私が一番の加害者や。
初心に帰ろう。
私は最近、ひねくれたブスから少しずつ満たされたブスになっていた。
あの気持ちを思い出すために、
私は相席屋居酒屋にいって、自分の立ち位置を再認識することにする。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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