【数字が苦手な】思いつきではなく、根拠のあるアイデアをつくるための3つのステップ【社長さんへ】
いろいろな社長さんとお話しする機会があります。
やはり社長さんはすごい。
何がすごいって?
売上をあげるためのアイデアが次から次へとでてくるんです。
『次はこれをしようを思ってるんだ!』
会うたびにいろいろなアイデアをお話ししてくださるので、私も勉強になるわけです。
しかし、そのアイデアですが、
もちろん社長の過去の経験があってでてくるものなのですが、
なんとなくですが、その場の思いつき的なものが多いような気がします。
社長、こんなこと言ってごめんなさい。
するどい嗅覚から、感覚的に思いついたアイデアで成功することもあります。
それはものすごいことです。
しかし、多くの思いつきのアイデアは、悲しいですがうまくいかないことが多いのかもしれないと
感じる今日この頃なのです。
ではどうしたらいいのか。。
思い付きではなく、根拠のあるアイデア作りをしませんか?
これって結構すぐにできると思います。
たむらは決してアイデアマンではありません。
しかし、ちょっとしたことを改善するためのアイデアをご提案することは
自分でいうのもあれですが、結構やればできる方だと思っちゃってるかもしれません。
どうやってるんですか?
①社長の過去の経験・実績をねっとり伺います。
多くの社長は業務日誌じゃありませんが、
日々の売上・客数・客単価などを数字が苦手だといいつつ
手書きのノートやエクセルにまとめていたりします。
それを根こそぎいただき、それについて根掘り葉掘り聞きまくるわけです。
そうすると、たむらは社長のこと、会社のことが結構わかってくるわけです。
しかも、多くの社長は過去にそんなに会社について聞かれたこともないし、話したこともないので、
吐き出すことによって勝手に現状分析ができてしまうという一石二鳥な状態になるわけです。
②聞いたことを数字でまとめる。
もちろん数字でまとめられないものもありますが、
出来る限り数字でまとめることを心がけています。
なぜか。
数字は具体的で明確だから。
です。
たとえば、
社長『今月は先月よりたくさんお客さんがきたんだよ。』
よりも
社長『今月は1,000人のお客さんがきたんだよ。』
の方がはっきりするからです。
なので、誰がみてもわかるように数字を使ってまとめることを心がけています。
とはいっても、数字が苦手な社長さんも多い。
③数字を視覚的にわかるようにアレンジする。
まとめた数字を視覚的にわかるようにアレンジしています。
別に何か特別なことをしているわけではありません。
センスのかけらもないたむらがやることですから、ものすごいビジュアル的なものは作れません。
しかし、そんなたむらでも、社長が苦手なものを使って、資料を作成すると意外な効用があるのです。
あれは数年前。いや、もっと昔カナ。
毎月の訪問で試算表の説明をししても、とてもつまらなそうな社長がいました。
その表情をみてどうにかしてこっちに興味をもたせてやろう!と意気込んで
作ったのが、ちょっと加工するだけで作れるグラフでした。
そうすると、相変わらず試算表はみてくれないのですが、
グラフだけでは見てくれるようになったのです。
重要な項目だけグラフを作っていたら、
『この科目のグラフもみてみたい』なんて要望まででてきたのです。
そう、その社長はいつのまにか苦手な数字が得意になってしまった。
という昔話があるわけなんですが。
まとめ。数字をまとめると改善点がみえてくる。
この3つのステップを踏んで、
数字を使った分析をしていると、
おのずと改善点が見えてくるのです。
社長の思いつきのアイデアを、さらに根拠をつけたアイデアにすることができます。
きっと素敵な結果が生まれてくると信じてやまないわけなんです。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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