たむら会計塾②~決算って何なの?~
毎週末の楽しみ。そう、太陽の光をあびながらブランチをすること。
ミルクたっぷりのフレンチトーストを食べるのが私の休日の楽しみ。
これを食べた後、バイオリンの練習をする。
あと少しでフレンチトーストが口に入る・・・という瞬間・・・
たむまみ
『こんにちは。早速なんですけど勉強しにきただす。』
田村
『・・・いい心がけですね。しかし、なぜアポを事前にとってくれないんですか。。』
たむまみ
『だって、田村様は暇人じゃないですか。いつも酒ばっかり飲んでるじゃないですか』
田村
『・・・・・。な・なんてことを言うんですか・・・・!(否定できず)
で、今日から会計の勉強始めるってことですね?』
決算書とは何か?
たむまみ
『さっそくなんですけど、うちの会社の経理部が、決算だから忙しい!忙しい!って言ってて
全然、飲みに行ってくれなくなっちゃたんですよ。なので、決算って言葉が私は大嫌いなんですけど、
決算ってなんなんですか?それとも私が嫌われてるんですか?』
田村
『たむまみさんが嫌われているかどうかはわかりませんが、
決算だから忙しいっていうのは本当だと思いますよ。』
決算とは、ある期間の会社の儲けや財産をまとめることを言います。
決算はどのくらいの頻度であるのか?
たむまみ
『決算て大変そうですね。でも、毎年同じ時期に決算で忙しい!忙しい!っていってるんですよ・・・・
毎年、その時期は私のこと嫌いになってるんですかね。。。』
田村
『毎年、たむまみさんのことを嫌いになっているかもしれませんが、
毎年、決算は同じ時期なんですよ。』
1年を区切りとして会社は決算を行っています。
この1年の期間を決算期、その初日を期首、最終日を期末と言います。
田村
『4月1日から翌年の3月31日を決算期としている会社さんが多いですね。
この場合、3月が決算月となります。
税務申告は基本的には2ヶ月後ですから3~5月忙しいというのは想像できますね。』
たむまみ
『だから毎年同じ時期が忙しいんですね。
にしても、なんでそんなに忙しいんですか?』
決算書というものを作るから!
田村
『珍しくいい質問ですね。
そう、実は、会社は決算書というものを毎年作るので忙しいんですよ。』
決算書とは、一言でいえば一年間の成績表。
その会社が1年間何をして、どんな結果をだして、今どのような状態なのかをまとめたものです。
たむまみ
『ひえ~。毎年、1年間分をまとめるなんて大変ですね~』
田村
『そう、最後にまとめて1年間分をやろうとすると大変なんです。
だから、毎月、毎日、こつこつ会計入力などしていれば最後にそんな大変なことにはならないわけです。
毎日、こつこつ。なんでもこつこつ。このブログもコツコツ。
試験勉強もそうだったでしょう。一夜漬けでなんとかなっても最後大変でしょう?毎日コツコツやっていれば最後慌てることなんてないんですよ。
だからね?いつもいってるでしょ?たむまみさんはね?いつもね?・・・・・』
たむまみ
『あああああああ・・・・
わ・・わかりました!では、今日の内容をまとめますね!!!』
決算書は会社の成績表!
1年に一回、会社の成績を表したものが決算書。
年に1回、決算をすることで会社の状態をチェックする目的があります。
田村
『・・・たむまみさん、まとめられるようになったんですね。
そう、その通り。決算で毎年、会社の状態をチェックすることができるんです。
私達がよく挫折するダイエット、あるじゃないですか。あの流行ったレコーディングダイエット。
とにかく、日々の体重を記録するダイエット方法。それとイメージは似ています。
会社の体重を毎年、決算でまとめる。今年は太ったなあ、痩せたなあという会社の体重チェックするのが決算、決算書というイメージしていただければ。』
たむまみ
『決算がわかりましたよ~。すっきりしました。
そういえば・・・田村様のダイエットの決算書はどうなってるんですか?』
田村
『では、また近いうちにお会いしましょう。』
決算はめんどうだが、大切なこと。
決算というと、どうしても面倒なイメージが先行します。
法的には1年に1回、決算をして決算書をまとめなければなりませんが、
出来る限り短期間で何回も決算をやることが大切です。
毎月行うことを月次決算といいます。
毎月、数字をまとめることによって、
今月はイマイチだった、よかったという経営状態をまとめていると、
翌月の経営方法を変えることができます。
決算は大変ですが、数字は経営に役立つ客観的な指標です。
是非、一年に一回とは言わず、決算をたくさんしていきましょう。
では、またいつかお会いしましょう。。。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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