決算書をみて妄想するのが楽しい。
決算書・・数字がおもしろいなんて、気持ち悪いなあと思いますよね。
私も本当にそう思います。
でも、本当に面白いんですよね。
なんでか。。
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決算書、つまり会社の一年間の成績表なわけです。
今年は売上が伸びて利益がでたなー
とか
今年は人件費がたくさんかかっちゃったなー
とか
社長さんが一年間の自分の成果を数字で判断できる唯一のものなんです。
数字は嘘をつきません。
・・・いや、粉飾決算してたら嘘なんだけど、この場合は除いてですよ。
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業種も何も教えてもらっていない決算書では、いろいろな妄想ができます。
例えば、人件費。
一般的には粗利の50%くらいが目安と言われていますが、
これが50%以上だったら、
従業員がたくさん必要な業種なのかな、接客業かなあ。建設業かなあ。
とか、
もしかしたら効率が悪い仕事の仕方だから残業が多いのかな。。
とか。
他には、固定資産項目でもいろいろ妄想できます。
建物・機械設備など多額に計上されているのであれば、
工場とかを所有してる業種かな。。。とか。
はたまた、固定資産をまったく計上していなかったら。
コンサルタントとか設備投資がまったく必要ない業種なのかなとか。
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業種を知らずに決算書を見た方がいろいろ妄想できておもしろいですね。
決算書は、ただ利益がでた、利益がでなかっただけを記しているのではなく、
どんな業種なのかということも表しているような気がします。
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そして、さらに数年間の決算書があると更におもしろいんですよね。
数字の動きから、どんな会社なのかわかるから。
例えば人件費が前年に比べて減っていた場合。
リストラしたのか、効率よく仕事をして残業代が減ったのかと妄想します。
そして、次に売上をみる。
売上は前年と変わっていない場合。
うん、ここからはリストラしたのか残業代が減ったのかは判断できませんが、
一つ言えることは、少ない人数もしくは少ない労働時間で前年同様の売上を確保できたということ。
会社内部で何かしらの改革があったんだろうなと妄想できるわけです。
ああ、面白い。
そして、この妄想が当たっていた時の快感。
ああ、楽しい。
この仕事を始めた時は、決算書なんて過去の数字をまとめたものという認識しかありませんでした。
しかし、過去の数字=過去の行動なわけです。
何も言葉を発さない数字から、言いたいことを妄想し、
その会社の問題点を抽出し、
次年度以降の方針作りに役立てる。
方針は過去の数字を分析せずにはたてることはできない。
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アラサー女子。
年末、決算書を見ながら妄想にふける。
いやあ、クリスマスどころじゃないな~
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この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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