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こんばんは。
足立区の税理士、たむらです。
今回は、青色申告のメリットその⑥です。
今回含めあと残り2つです。
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商品を仕入れて売る商売に人は
年度末に必ず在庫の数量を把握しなければなりません。
これを
「たな卸」といいます。
在庫は翌年以降に売れる見込みのある資産ですから、
「たな卸資産」として帳簿に記入しなければなりません。
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このたな卸資産の計算方法は、
9つあります。
・個別法
・先入先出法
・後入先出法
・総平均法
・移動平均法
・単純平均法
・最終仕入原価法
・売価還元法
・低価法
この中から、計算方法を選び、税務署に届出をしなければなりません。
青色申告を選択した人だけ、
もっとも節税に効果的だといわれている
「低価法」を選ぶことができます。
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それぞれの計算方法は割愛しますが、
低価法とは、年末時点の時価に基づいた計算方法です。
仕入れた時よりも年末時点で値崩れを起こしていれば、
この値崩れを考慮した金額で、たな卸資産を計算できます。
その分、たな卸資産を低く抑えることができるんです。
他の8つの方法は「原価法」といって、
仕入れた時点の原価にもとづいた計算方法です。
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白色申告では、残り8つの方法「原価法」からしか
選ぶことができません。
ただ青色申告を選択した方でも
まずは最終仕入原価法を選ぶ方が多いのが事実。
これは、税務署への届け出が不要。
そして計算方法が簡単だからというのが理由でしょう。
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最終仕入原価法で慣れたあと、
大きなメリットがうけられる低価法を選択するのがいいのではないでしょうか!??
この記事を書いた田村です。
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