赤字でも納めなければならない税金!?
利益がでなければ、税金を払う必要がない?
実は、利益がでなくても納めなければならない税金は意外に多くあります。
もちろん利益がでていなければ納める必要がない税金もあります。
利益に対して課税される税金。
法人税
住民税(法人税割)
事業税(所得割)
これらは赤字であれば納める必要がありません。
しかし、赤字でも納めなければならない税金があります。。
①住民税(均等割)
利益にかかわらず東京だと最低 70,000 円~規模に応じて支払う必要があります。
②消費税
消費税はあくまで預り金。
利益に対して計算されるものではありません。
赤字であろうと、消費税の納税義務者であれば支払う必要があります。
もちろん、納税義務者でなければ利益がでていても払う必要はありません。
③源泉所得税
給与の支払時には会社側であらかじめ所得税を差引いて預かります。
これが、源泉所得税。
つまり、源泉所得税も単なる預り金。
赤字でも納める義務ありです。
④その他
・固定資産税
・償却資産税(免税点あり)
・不動産取得税
・登録免許税
・印紙税
など。
その他、利益がでていない資本金が1億円超の会社であれば、
上記の他に事業税の付加価値割・資本割
を納める義務があります。
ということで、利益がでていないから税金を納めなくてよい、
わけではありません。
特に、源泉所得税・消費税は預かっているという実感があまりないと思います。
納付時期に資金がやばい!ということにならないよう、
事前に税金シミュレーション、預り金額を把握しておきましょ~
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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