自分の将来を自分が一番楽しみにしているといった18歳
昨日の夜は北千住のちゃぶ台を囲むカフェSENJU PLACEにて行われたイベントに参加してきた。
本屋さんである2人のおじさまと世界一周しこれから熱海で本屋さんを開こうとしている18歳のとっくん(BBT大学在籍)の3人が主催のイベント。
年齢も職業も様々な8人が集まって、それぞれの生き方的なものをざっくばらんに話す会となった。
議題のないしゃべり場のような会は生産性がないと思っているので基本的には絶対参加したくないが今回は主催者の経歴にひかれて参加してしまった。
南千住のくまざわ書店で毎日店内を工夫されている阿久津店長の人柄に触れたかったし、あと高校をやめて世界一周をしていた18歳のとっくんに興味しかなかったので、参加させていただいた。
結果、議題がない会でよかった。
おそらく参加者がお話上手でそしていろいろな価値観をお話してくださり、世界観が広がるという最高のイベントであった。
だれかが発言した一言キーワードに対して、話が膨らむ。不思議な時間でした。
心に残った言葉としては
「この本は俺がゼッタイに売らなきゃいけないという使命感にかられる時がたまにくる」(本屋のおじさん)
「自分の将来を自分が一番楽しみにしている」(18歳のとっくん)
18歳の時、将来のことなんて怖くて考えられなかったな。どちらかというと将来に悲観的な人間だったので、自分の将来を楽しみにしているとっくんの言葉に感動してしまった。
今3歳の娘が18歳になったときに「私将来楽しみなんだよねー」と言われたら、ドヤ顔して子育て本を書きたいと思う。それくらい親としては言われたらうれしい言葉ではないかと思う。
それをとっくんに言ったら「え?普通じゃないの?」とばりにきょとんとした顔をしていた。
とっくんは18歳にして、周囲と自分を比較することをせず、自分の意思で自分の生き方を決めている。
それはもともと持っていた感性もあるだろうが、
学校をやめて世界一周にいくという選択は簡単にできるものではない。
しかし、個人的には、今の学校、教育ってどうなんだろうと思ったりもする。
私は日本教育にドはまりした人間である。
丸暗記してテストでがんばって、順位が発表されて、満足する。
という日本教育が嫌いではなかった。
しかし、この時の経験って今、いかされているのか?
小学校から高校までの約10年間。
こんな生活でよかったのか。もったいなかったのではないか。
と33歳にして思っている。
大人になるといろいろな選択肢がある。
働き方ひとつとっても、会社員、フリーランス、フリーターなど何を選択しても不正解ではない。
しかし、子供のころって学校に行くという選択肢しかほぼないような気がする。
それって、かなり不自由で、一番、たくさんのことが吸収できるときにもったいないなあと思う。
特に小中高の先生というのは、
子供たちが一番影響をうける存在であってもおかしくない。
しかし、大学卒業して、社会のことをおそらくあまりご経験されずなられている方が多いと思う。
学校は教育の場で、将来のこと、社会での動き方を教える場ではないのかもしれない。
でも、子供の選択肢が学校へ行くことしかほぼないような状況を考えると、
学校という場、先生というあり方についても考えたくなったイベントであった。
なので、結論からいうと、昨日のイベントはかなり深いイベントだったのだ。
北千住のちゃぶだいを囲むカフェ。SENJU PLACE
いろいろな方が集まり、いろいろな価値観に触れられる最高の場所です。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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