読めない名前の苦痛~私は「アサミ」じゃなくて「マミ」~
私の名前は「田村麻美」
果たしてみなさんは、なんと呼んでくださるでしょうか。
田村はタムラと呼んでもらえます。
34年間生きてきて、
デンソンとか呼ばれたことはない。
100%タムラと呼んでもらえる。
ただ、「麻美」
これは、90%の確率でアサミと呼ばれる。
残り10%とは「これは、アサミさん・・・マミさん・・でしょうか」
と迷ってくれる。
小さいころは、アサミと呼ばれると
「マミです。タムラマミです。(けど、なにか!)」
と田中真紀子ばりの強い口調、早口で修正をしていたものだ。
漢字というのはおもしろいもので、
いろいろな読み方がある。
奥深いのであるが、ちとややこしいと思うことが多い。
麻は繊維の中でもなかなかの強度をもっている。
そんな麻のように強く、美しく生きてほしい。
そんな願いをこめて、両親は私に「麻美」という名前をつけてくれたようだ。
願いどおり、美しく強く美しく美しく生き続けているのだから、
私は親孝行な子供で間違いない。
両親が一生懸命考えてくれた名前は、
読み方も大事にしたいと思う私は、いい育てられ方をされたと思って間違いない。
ただ、34年間生きてきて、何度か思ったことがある。
「麻美=アサミ」でよかったよ。と。
というのも、読み間違えられることは仕方ないと
わかっていながらも、やはり間違えられると
良い気はしないのだ。
もはや訂正もしないのだが、やはり良い気はしない。
ただ、両親がいろいろ考えて名付けてくれたわけだから
否定もしたくないという、とてももんもんとした気持ちになるのだ。
漢字とは、とても奥深いものである。
しかし、読み間違いがおきてしまうものである。
すべてフリガナをつけるのもいいかもしれない。
ローマ字表記にしたほうがいいのかもしれない。
そうすれば、読み間違いはなくなるのかもしれない。
読み間違いをなくすにはどうしたらいいのかを34年間考え続けたのだが、
仕組みを変えることは難しい。
麻美=マミ
という名前は嫌いではないし、むしろ好きである。
田村麻美→たむらまみ→たむまみ
と呼んでもらえることも多くなり、
アサミだったら、たむまみという呼び名にはならなかったから
マミで良かったと思っている。
他の国はわからないが、日本での名づけは難しいのかもしれない。
ひらがな、が単純なのかもしれない。
しかし、まだまだ漢字をつかうことが一般的である。
その際、子供が一生使う名前だ。
と考えると、
由来も大事だが、読みやすさも大事かもしれない。
読み間違えられるのをネタに使うという手もあるが、
それは大人にならないとなかなか難しいのかもしれない。
キラキラネーム、DQNネーム。
いろいろな名前があるようだが
いくら親が名づけるとはいっても、やはりその名前のユーザー目線で考えてあげること
大事だよなあと間違いやすい名前の代表として思うところである。
職業的に、いろいろな方の名前をみることが多い。
読み方は絶対に何度も確認。ゼッタイに間違うと思っている。
あと、最近は性別も何度も確認。ほぼ間違うと思っている。
仕方ないとわかっていながらも間違えられるともんもんとしていたので、
絶対に人の名前を読み間違えたくないと間違えられる名前代表としてこのポリシーは徹底している。
ユーザーである子供の立場に立って、
仮に自分だったら本当にその名前で不便がないか、
そこまで考えてつけてほしいなあ。
と、思っている子供たちは少なくないと思う。
(両親よ、ごめん。マミって名前、好きよ。とこんな話をすると、親への申し訳なささも
産まれるんだから、漢字での名づけは罪深いものである。)
漢字は思いを込めるのに都合がいいのかもしれない。
でもさ、もう日本だけで生きていく時代でもないし、ローマ字表記にしようぜ。ローマ字。
と、英語できない34歳がほざく。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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