過去の自分の選択を棚にあげるな~会社員とフリーランス~
昨晩、クローズアップ現代を見ていた。
意識高いだろう。根は真面目なんだ。
内容はコロナ関連です。
この状況のなか、フリーランスはどう生きているか。というテーマ。
見ていて、少しずつ気持ちがざらついていった。
フリーランス「急に仕事がなくなった。この状況がずっと続くとなると」
私「そうだよね。これは由々しき事態。この状況が続くと、本当に経済が止まる。フリーランスに限らずまじでやばい。」
と最初は共感していた。
フリーランス「口頭でうけていた仕事がなくなった。キャンセル料などもちろんもらえない」
私「口頭・・・・・・・。うん、、、そういうこともあるか。あるよね。」
フリーランス「会社の一員だと思っていたのに、切り捨てられたような感じ」
私「・・・・常駐だったのかな?一社専属フリーランスだったのかな・・・?一員といえば一員なんだけど。でも書類上は・・・」
フリーランス「雇われていたと思っていたのに。なんの保障もないなんて」
私「おい、その思い込みはなんなんだ。」
番組の構成上、フリーランスかわいそう、保障しない企業が鬼。みたいな構図になっていた。
(ほんとうにちょっとだけ、会社員とフリーランスの法律上の立場を明示してたけど、印象薄)
まってくれよ。これ、保障しない企業が悪者ですか?
いや、従業員は労働基準法というものに守られていますが、フリーランスはその管轄外です。
何にも守られていない。
よくも悪くもすべてのことが自由。フリーなのがフリーランス。
じゃあ、誰にも保障してもらえないのか。
よくわからないのですが、お願いするなら国にいいましょう。
企業は悪くないでしょう。
企業は守らなきゃいけないものを第一に守らなければいけない。
まず従業員なんです。
なんだこの構図、、メディアもすべて企業に押し付けようとしていないかい。
そんなことない?
あれみると、企業、ひどい!フリーランスかわいそう!
という印象付けにならない???
まず冷静に、事実をうけとめましょう。
フリーランス。
これ、なることを決めたのは、誰でしょう。
取引先さんに騙された、とかいうのであれば話は別ですが、
基本的には誰からも強要されず、自分の意志でなったのだと思います。
なぜ自分がなろうとしているものの、メリット・デメリット検証しなかったのさ。
法律で守られていない。
仕事を取るとき、契約書まかないと効力が。
とか。
何にも守られないから、自分で守らなきゃいけないのよ。
今、あれでしょ?
自己責任って言葉いっちゃいけないんでしょ?
私の大好きな言葉なんだけどさ。
てか、責任というか、
自分の過去の決断を棚にあげて、ちゃんと法律順守している人に文句いうのは違うと思うんだよ。
その法律を調べなかったの、誰よ。
だって、企業の社長さんだって、大きくくくればフリーランスよ。
それが組織になっているだけ。
企業の社長さんだって、今、必死に戦っているのよ。
お金をみんなたらふく持っているわけではないのよ。
ただ、交渉はしよう。
やった分はいただける権利があるでしょうから、それは交渉しよう。
しかし、それ以前に、まず自分の立場をきちんと理解しよう。
理解せず、文句をいうと、余計にこじれるし、自分が辛い思いする。
それにしても、「雇用されていると思っていた」は衝撃であった。
これ、本当に子供の時に、教育しましょうよ。
会社員とフリーランスの税金?社会保険?年金?契約?
こういう有事の時に使える知識をちゃんと教えよう。
使える知識を。
それにしても、現実として、フリーランスが大変なことになっている。
過去の決断を悔やんでも仕方ない。
保障がない分、彼らはつらい立場である。
どうすりゃいいんだ。
なんだか、ぐるぐるする。
というか、私も明日は我が身だけどな!!
自分を棚に上げ、大きなテーマを議論したくなる時って、
大抵混乱しているときだよね。
こまった、くまった。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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