伝説の少女になりたい。なりたくない。

仕事中は音楽をひたすら流しておりまして、

ある曲に耳がとまりました。

♪～伝説の少女になりたい。いつも夢見てた。♪

観月ありさのデビュー曲。

伝説の少女　です。

懐かしい曲が流れると、

「あ～、あの時こんなことがあったな～懐かしいな～」

と思いを馳せるわけですが、

この伝説の処女・・・・間違った。

伝説の少女は、懐かしさと共にムズムズとした違和感を感じた。

もう一度、伝説の処女・・・間違った。

伝説の少女を聴いてみよう。

♪～伝説の少女になりたい。いつも夢見てた。♪

伝説の少女になりたいって・・・何！？

自己顕示欲強すぎ！

ってか、漠然としてる！

伝説ってなんの伝説を作るの！？

なんか、さらっと聴いていたけど、すんごいギラギラした歌詞だったんだなあと思ってしまったのだ。

～ここから小説風～

ふと、仕事中にも関わらず、キーボードを打つ指をとめてみた。

サイドテーブルに置いてあったレモネードのグラスを手に取り一口のんだ。

窓の外をぼんやりとみた。

娘にもし「伝説の少女」になりたいといわれたら、私はどんな言葉をかけてあげればいいのだろうか・・・・

おそらく、その漠然とした将来の夢を分かるような気がする。と私は一旦は言ってあげるかもしれない。

しかし、その本当の意味が理解できるのはそれからずいぶん後のことになるだろう。

結局、私は娘にかける言葉を半径3メートル以内にみつけることができなかった。

そんな私をみて、娘は言った。

「おかあさんは伝説の少女になりたくないの？」

「とても難しい質問だ」と私は言った。

娘は驚いて私の顔をみた。

これ以上、彼女を困らせるわけにはいかない。

これで終わりにしよう。

「もう、少女でも処女でもないから、おかあさんはなりたくてもなれない。

お母さんの分も、あなたががんばりなさい。」

彼女は私のとめどなく流れる涙を見て少し困っているようでもあったし、迷っているようでもあった。

でもそれとは別に、彼女の顔には何かとくべつな表情が浮かんでいた。

彼女に幸あれ。

と、単に観月ありさの伝説の少女について、ブログを書こうと思ったら、

ちょっと村上春樹のノーベル賞とるとるニュースを思い出して、

村上春樹についてはまったく原作を読んだことないのですが、

小説風に書いてみました。いかがだったでしょうか。

みなさんも是非伝説の処女・・・違った。伝説の少女をお聴きあれ。

疲れてるな、自分。