勤めていた会社のネームバリューが、使えなくなるのが起業だよ。過去にすがるのは辞めようぜ。
税理士に限らず、どんな職業でも言えることなんだが、
どこかの会社で長く勤務していると、
だんだんその会社での地位があがり、携われる業務も増え、
自分自身の能力もあがり、やれることも増えていくんだと思う。
素晴らしいことだと思う。
ただ、その仕事、その会社だから出来るってことないかな?
その会社のネームバリューで出来る仕事なのに、
独立してみて、その会社と同じ仕事内容を打ち出してもオファーが来なくて、凹む方がいる。
もちろんその大きな会社での経験は独立してから活かせることなのだが、
ただ、その仕事は自分にオファーがきているのではなく、会社にオファーがきているということを
忘れてはいけないし、勘違いしてはいけない。
「いや、会社じゃない、自分にオファーがきているのだ。」
それは、独立してそのお客様から本当にオファーがきたらそうなのだろう。
独立する前にお客様と約束していたとしても、裏切られることだってある。
お客様ゼロでスタートすると考えないといけないのが起業だ。
じゃあ、自分一人の会社と以前勤めていた会社のサービス内容が一緒でいいのか?
打ち出し方は同じでいいのか?
同じサービス内容・打ち出し方で、お客様は以前勤めていた会社を選ばず、自分を選んでくれるのか?
起業するんだったら、過去にすがるのは辞めようぜ。
「へー!あの会社にいたんだ!すごいね」
とは言ってもらえるのかもしれない。
しかし、それはそれ。それだけなのだ。
それ以外に、前の会社と同じサービスをやるんだったら、魅力的な何かを作らないといけないし、
鼻から戦えないと思うんだったら別の手法を考えなければならない。
信用力・体力・人材力・資金力。
負けてるよね?
だったら、戦法を考え直さないと。
起業は再スタートだぜ。
過去の経験は使えるが、その経験も使い方を再スタートさせなきゃだぜ。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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