母乳を買う人もいれば、母乳をあげることに病む人もいる。
娘も来月で1歳になるわけですが、
会う人会う人に言われるわけです。
「母乳で育てているの?」と。
いえ、うちは完全ミルクです。
と答えるわけですが、聞かれるたびに
そんなに母乳っておいしいものかと、不思議に思ったわけです。
というのも、私は母乳を上げることがこの上なく嫌でした。
私が産んだ病院は、母子別室のスタイルをとっていました。
なので、朝・昼・晩と決まった時間に授乳室へ母親がいきます。
そこでの光景にくらっとしたことを思い出します。
思い出しただけでも倒れそう。
一斉に、母親が乳をだしてわが子にあげているのです。
なんら普通の光景かと思います。
ただ一斉にみんなが乳を出している姿をみて、病みそうになりました。
自室ではパソコンを打っていた直後に授乳室での授乳。
頭、環境の切り替えがうまくできていなかったのかもしれません。
退院したら気持ちがかわって、授乳も気持ちよくできるかもしれない。
しかし、退院してからも気持ちは変わりませんでした。
やはり授乳しているとき、乳を咥えさせている時間は苦痛でなりませんでした。
おそらく母となってしまった自分を認めたくなかったのでしょう。
しかし、娘はかわいいのです。
でも、母にはなりたくなかったのでしょう。
でも、娘の母親ではありたいのです。
この、こじらせ具合の結論はでないわけです。
ただ、こじらせていても何も進みません。
娘にとっても、テンションが低い母親は悪影響ですし、
産後といっても産休がない自営業ですから仕事にも悪影響が生じます。
ということで、すぐに完全ミルクに突入しました。
乳を出すという行為を辞めたらびっくりするくらいテンションが安定してきたのです。
自分でもびっくりしました。
ミルクのいいところは、
①飲んだ量が一目瞭然。
②時間を読める。きっちり3時間置きにミルクを上げればいいようになる。
③誰でもあげられる。誰かに預けることができる。
④乳を出さなくてすむ。
本当に気持ちが楽になりました。
母乳をあげることに喜びを感じるお母さんが多いと思います。
しかし、まったく喜びを感じられなかったこんな変な母親もいます。
なので、最近、ニュースにもなった
母乳販売について。
結局、販売していたのは母乳ではなく、ミルクだったようですが。。
よくよく考えれば、母乳は血液です。
他人の血液を買ってしまうくらい、追いつめられてしまったお母さんがいたということに衝撃をうけました。
母乳神話。
なんでしょうか。
私自身、完全ミルクで育った人間なので、余計にミルクに抵抗がなかったからかもしれませんが、
どうしても母乳で育てた方がいい。
という情報が、多く出回っている世の中ですからね。
悩んで買ってしまったお母さんがいたということなんでしょう。
話を戻します。
子供の大切さ具合と母乳で育てることは比例しないということ。
もともと子供が大の苦手な私ではありますが、
まだ一度も娘に対してむかついたことがありません。
というのも、距離感を取りまくっているからでしょう。
保育園にいれた。時間的な距離感。
飲みにもいく。精神的な距離感。
子供はできましたが、出産前と変わらぬ生活を送っています。
だからなのかは知りませんが、娘といる時間は自然と無理なく娘に全力投球しているわけです。
保育園が終われば、全力投球で迎えに来てくれて、遊んでくれる、一緒に寝てくれるおばちゃん。
とでも思われているのかもしれません。
3歳までは出来る限り、一緒にいた方がいい。
とか、
母乳で育てたほうがいい。
とか、
白砂糖はどうのこうのとか。
そりゃあ、気にした方がいいのかもしれませんが、
そうじゃなくても、元気な大人になれると思うんですよね。
ミルクより母乳の方がいいのかもしれない。
これは私が強靭な肉体をもっていたからかもしれませんが、
完全ミルクだし、白砂糖はとりまくってるし、ファーストフードは食べまくっていたし、
だが、そこらへんの人たちより肉体的にも精神的にも生命力に満ち溢れている人間に成長したと思うわけですよ。
これは親の勝手な押し付けなのかもしれませんが。
情報過多な世の中ですが、
自分が倒れたら、病んだらそれこそ子供に大迷惑。
適度に距離感をもってお互い楽しくいきたいものですよね。
だって、子供がいたって、お母さんはお母さんという一人の人間ですから。
なんていう、自己中心的な一人の女の戯言。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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