手書きの手紙
いつからか手書きで何かを書くという習慣がなくなった。
税理士試験を受験していた時は、死ぬほど書いていて、
右手が腱鞘炎になるくらい書いていたのだが、
それもいつからか書かなくなった。
毎年手帳を買ってはみるものの3日坊主で、
スケジュールはすべてグーグルカレンダーだ。
旦那さまともグーグルカレンダーを共有しているので、
プライベートもすべてグーグルカレンダーだ。
タスク管理もすべてグーグルカレンダーだ。
パソコン、スマホでグーグルカレンダーだ。
日記といえば、それはこのブログでやっぱり手書きで書かない。
久しぶりにある奴に手紙を書こうと思った。
便箋を買ってみた。
漢字が書けない自分に驚いた。
パソコンで都度、漢字を検索しながら書いた。
もう、パソコンなしでは生きていくことが不可能という事実に驚愕した。
2~3行手書きをしてみると、腕が痛くなった。
もうワードで書いて印刷して、渡そうかと思った。
MSゴシックではなく、明朝体で。
さらにエクセルで、年表でも作ってそれも添付資料として渡そうかとも思った。
MSゴシックではなく、明朝体で。
でも、ハッと我にかえった。
やっぱり手書きだろうと。
私はいつもブログを1,000~1,500字と決めていて、
構想も含めて大抵15~30分くらいで書いている。
おそらくこの手書きの手紙は
1,500字も書いていないかもしれないし、1時間くらい時間をかけてしまったかもしれない。
でも、とてもいい時間だった。
相手を思いながら書き、
時折相手との思い出に更け乍ら、ペンをとる。
思い出すために、自分の過去のブログ記事を読み漁った。
やっぱり私のブログは最高におもしろい。
と30分くらい自分のブログを読み漁ったりもした。
そんな時折、パソコンに頼りつつ、手書きで手紙を書いてみた。
くそ汚い字であったが、
相手との思い出、さらには相手の未来を考えながら
書いてみたこの時間はとても楽しく、切なかった。
かわいい弟のような彼の成長を近くで見れなくなるのはとても寂しい。
しかし、新たなステージに行くのであれば喜ばしい。
複雑な気持ちで手紙を書いたのは初めてかもしれない。
手書きで何かを書くということ。
パソコンで文字を打つことよりも、
面倒だし、時間もかかるけれども、
パソコンだったら、誰でも同じ書体だが、
手書きだと、人によって書体はバラバラ。
気持ちによって更にその書体もばらつく。
たまには手紙を書くのもいいかもしれない。
おそらく今回、手紙を挙げた奴は号泣しているはず。
私の書いた手紙で泣けばいい。
ああ、寂しい寂しい。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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