グロスと相談員と天ぷら
2015年4月より、北千住での税理士業務とは別に、
某北区の創業支援施設の経営相談員として、週1日程度通っていた。
ちょうど丸2年。この3月に卒業させていただいた。
3月はこんないいかげんな相談員だったにもかかわらず、
みなさんできた大人な方達ばかりなので、労いのお言葉をたくさんくださり、感謝感激でございました。
最終日に女子会を開催してくださり、2次会はカラオケにいったものの一曲も歌わず、話して終了。
というセレブなカラオケ使いをいたしました。
たくさんのお菓子やプレゼントをいただいたのですが、その中でも気になったものが一つ。
グロス。
そう、口に塗るグロスですね。
「いつも唇に色がないから。」
と、見た目がいけいけなヤンキー風の事務局お姉さまからいただきました。
いつもいじめっ子なジャイアンが、のびたに急に優しくするような。
そんなツンデレを感じ、キュンとした甘酸っぱい気持ちになりました。
(ちなみにとてもやさしいジャイアンでしたので、いじめられてはいません。)
そして、このいただいた次の日、私は入学式であったので、
よくドラマで主人公の女の子がやる鏡の前でグロスを塗って
「大丈夫!まみならできる!」と鏡の中の自分にエールを送るやつあるじゃないですか。
それをやって、出かけたところ。
いつもスッピンしかみせていない相棒に
「あれ?なんか塗ってる?」
「うん!そうなの!」
「よかったー。まさかグロスつけると思わないから、朝から天ぷらたべてきたのかと思ったよ。」
すごいですよね。
普段ずぼらな人がグロスをつけると、
天ぷらを食べて口を拭かずにフラフラしているようにみえるという
さらにずぼらにみえるというすごい現象がおきるのですね。
マイナスからプラスにもっていこうとしたら、さらにマイナスに走るという。
なかなか、稀有な体験をできました。
しかし、これからは天ぷらの油と思われようが、このグロスをつけたいと思います。
丸2年間。
相談員として、いろいろな相談をうけさせていただき、支援する立場でありながら、
たくさん勉強をさせていただきました。
いろいろな方と出会うことができ、本当にいろいろな経験をさせていただき、
いろいろな感情も体感することができました。
とくにインキュベーションマネージャー、スタッフの方には本当にご迷惑ばかりおかけしておりました。
スタッフの方は女性2名で、名前が最初覚えられなかったんでしょうね、着任当時のメモ書きには
「〇〇さん→おしゃれ眼鏡」
と書いてあり、くすっとしてしまった私です。
この2年間の経験を今後の人生、仕事に役立てていきたいと思っております。
ありがとうございました。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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