お客様の魔女に前世をみてもらった件について

私のお客様に魔女がいる。

魔女は小魔女を5人抱えている。

なので、源泉所得税の納付をしなければならない。

魔女だからといって特例はない。

魔女にも源泉所得税の納期の特例しか、特例はない。

魔女と私の馴れ初めを話してもいいか。

魔女との出会いは一本の電話だった。

「確定申告お願いできますか？」

そうか、魔女でも確定申告はする必要がある。

うっかりそのことを忘れていた自分を恥じた。

魔女は前世が見えるとの話を聞いた。

だったら、見てもらおう。

と、確定申告代金を請求する際、前世をいつかみてらうという

前世割引というものを3月にさせていただいた。

あれから4カ月。

やっと前世をみてもらうことができた。

ドキドキしながら前世をみてもらった。

源泉所得税の納付書を渡すまでは私の方が立場が上だったのに、

前世をみてもらうことになってから、一気に形勢逆転してしまった。

魔女はこういった。

「はじめるわよ」

ああ、私の前世は何なのだろうか。

すごく興味深かった。

きっと金髪のお姫様、そう、ヨーロッパとかそっち系のお姫様なんだろう。

そんなことを言われたらどうしよう。

そんなことをドキドキしながら考えていた。

魔女はこう言った。

「・・・・日本、日本だわ」

絶対、嘘だ。もう、これから先のことは信じない。まじかよ、結局日本かよ。。正直落胆した。

「・・・小さな商店。。お父さんがお店をやっているわ。小さなあなたはお店の棚・・・木箱ね。。

そう、木箱に木札を入れるのを楽しんでいるわ。

・・・・・そろばん・・・そろばんのようなものも見えるわ」

もう、絶対しんじない。。まじかよ、電卓がそろばんになっただけか・・・・・

私は魔女にいった。

「そんな、、そのまんまの前世じゃないですか。」

しかしだ、前世は一つではないのだ。

人は輪廻する。と魔女はいった。

じゃあ、別の前世をみてもらおうじゃねーか。

「・・・・・寺子屋みたいな・・・塾・・・・のようなところで、数学を教えているわ。。

どうやったら楽しく伝えられるか。。。考えながら結論が出ず、大往生して死んでしまったわ」

は！！！！

そうか、私はその生まれ変わり、

そう、私は、会計・税金・そういったことを楽しく伝えなければいけない。

きっとその使命をもって生まれてきたのだわ。

はっとした。

私はここまでの流れを読んでいただいてわかる通り、

占いなど全く信じない。

しかし、私は、この世に楽しく会計・税金を伝えるために生まれてきたのだと、

魔女に前世を見てもらって気づいてしまったのだ。

私の前世は、楽しく伝えたくて伝えられずに死んでしまった寺子屋の美少女だったのだ。

美少女とは魔女に言われていないのだが、

美少女の気持ちを引き継いで、この世で成し遂げなければならないという使命があるのだ。

魔女。

あなたに出会えてよかった。

給与明細書にいつも魔女の名前を書いてくるけど、

本当にやめて、

魔女の名前は給与支払報告書に書いても、市区町村は受け取ってくれないから。

でもあなたに出会えてよかった。

前世から私のこの世でやらなければならないこと。

はっきりしたわ。

これからたくさんの魔女に納税させる。

それが、今後の私の使命。

また、前世をみてくださいね。今年も前世割引するね。

たくさんの職業に出会える、この仕事は天職です。