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アカスリ屋のママと左乳首

田村 麻美 2017年1月15日 田村の日常
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スーパー銭湯には必ずあるといってもいいかもしれない。

アカスリ屋さん。

実家に帰るたびに、親に子供をあずけて一人ふらりとスーパー銭湯に行くのが定番となっている。

月1回は行きたいところであるが、ちょっと期間が空いてしまった。

先日、久々にスーパー銭湯&アカスリ屋さんに行った。

スーパー銭湯の入り口で入場料を払い、

テレビがみれるだだっ広い空間を横断して、やっと男湯・女湯の暖簾がみえてくる。

その暖簾の前に、アカスリ屋さんと整体屋さんの受付がある。

受付には受付嬢ならぬ受付ババアがいるはずなのだが、アカスリ屋さんにはいつものババアがいない。

きょろきょろしていたら、整体屋さんの受付の方が声を掛けてくれた。

「アカスリ?マーマー!!!お客さんだよー!」と大声を出して呼んでくれた。

ママは私が横断してきただだっ広い広間でテレビをみていた。

気づいたママは私に手を振って受付に戻ってきてくれた。

ここ数年定期的に行くので、私もママの顔を覚えているし、ママも私を覚えてくれているようだ。

マ「久しぶりじゃない!」

片言の日本語で話してくれた。ママというか、このアカスリ屋さんはすべて日本人ではない。

私「19時半~Aコースどうですか?」

マ「・・・・・・・・・・」

私「あれ?こんでます?」

マ「大丈夫よ。じゃあ、19時半からね!」

いつもと違って元気がなさそうなママではあったが、久々のアカスリに気持ちが高揚していた。

19時半になり、アカスリ屋の入り口をあけた。

そこには・・・・・ママが。

私「え!?今日、ママがやってくれるんですか?」

マ「そうなのよ。急に休まれちゃってさ。私しかいないのよ。」

私「・・・・・・・・・」

わかるか、この気持ちが。

受付のママとはいつもお話をするが、やってもらうことは今までなかった。

アカスリなので、全裸だ。

知り合いに全裸をみられているような気恥ずかしさしかなかった。

アカスリの時、気恥ずかしさを感じることは今まで全くなかった。

いつもより股間に置くタオルの位置を気にしてしまった自分がいた。

私「ママも今日みたいに施術することあるんですか?」

マ「たまにね。だから、あんまりうまくないけど一生懸命やるからさ!」

自分でいっちゃったよ、ママ。

確かに、痛い。

痛いけど、気持ちがいい。痛い。

いつもより痛さを感じた。

そして、いつもはそこまで大事な部分を責められることがないのだが、

ママは攻め込んできた。

まずは乳首だ。

ガシガシやられた。

一晩たっても私の左乳首が痛い。

確かに振り返ってみると、そんなに乳首をガシガシ洗うことってあるだろうか。

そもそも風呂にあまり入らない私ではあるが、入ったとしても

デリケートゾーンである乳首をガシガシあらうことはあまりないであろう。

今、私の乳首はとてもきれいであると思う。

一皮も二皮も向けて、娘の乳首よりもきれいかもしれない。

左乳首だけ痛いということは、右乳首より左乳首の方が汚かったのであろう。

何かがたまっていたのだと思う。

Vライン・Iラインまで。

もう、下の大事な部分もガシガシこすっていただいた。

乳首もVもIも敏感なところであるわけだから、

変な気分にならないのか?という疑問がわくと思う。

しかも、アカスリがおわると謎のオイル的なものも塗られる。

変な気分にならないのか?という疑問がわくと思う。

アカスリ中については全くそんな気にならないのだ。

でも、せっかくの私としてのリラクゼーションタイムである。

体がアカスリで痛気持ちよくなっているわけだから、

オイル的なものも塗られているし、心も昇天できないかと思い、

アカスリ中、エロいことばっかり妄想もしてみた。

今、私の全裸を一生懸命こすってくれているのは、星野源だ。星野源だ。

そう思って、垢すりを受けていたのだが。

まだまだ私の妄想レベルがイマイチすぎて、一度も昇天せず、アカスリを終えた。

ただ、いつもはわりと避けられ気味のデリケートゾーンをがしがしやられたので、

今、私は最高のデリケートゾーンを持っているはずだ。

いつも女性にしかやってもらったことがないので、いつか男性にアカスリをやってもらいたいと

思っているのだが、それだともう心の快感目当てでしかなくなるので、

風呂に入らない私としては定期的に体のメンテナンスということで、今後も女性にアカスリをしていただきたいと思っている。

この記事を書いた田村です。

田村 麻美
田村 麻美
S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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Written by 田村 麻美

S59生まれのアラサ-人妻税理士。 2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。 ジャックダニエルとメガネ男子が好物。 昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。 目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。 しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。 家族構成:夫・娘(5歳) 愛読書:週刊SPA 大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生

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