サラリーマンの年収300万と起業家の年収1,000万は同等?
起業してサラリーマン時代の年収を超えると、
そこで一旦ほっとしてしまう。
いや、私も天狗になってしまった。
ただ、よーく考えてみよう。
会社員であれば
・社会保険に加入している(ブラックならしていないかも)→いざという時、傷病手当金などの保障がある。
・労働保険に加入している(ブラックならしていないかも)→仕事での事故の場合保険がおりる。一定期間働いていれば失業手当ももらえる。
・お給料という毎月、ほぼ決まった額がもらえる。(ブラック企業or勤務態度によっては減あり)
・休んでも有給というものがあるので、お給料がもらえる。
・住宅ローンが通りやすい。(勤務年数にもよる)
起業したら
・社会保険ではなく国民健康保険・年金からスタートが多い→もちろん最初から法人設立し社会保険加入もあるが、
サラリーマンとは違い、全額自己負担(会社:従業員折半だが、事実上会社のお金も自分と考えている)
・労働保険がない。→これは個人事業主、法人役員どちらにしても労働保険はない。労働者ではないからだ。なので、辞めても失業手当なんてものはない。育児休業給付金は役員だとほぼ絶対もらえない。当たり前だ、労働者ではないのだから。なんか例外があったら教えてくれ。
・産休育休がない→個人事業主ならもちろんない。法人の役員の場合、出産に伴い一定期間役員報酬を出さないという決議をすれば、出産手当金がもらえるかもしれないが、さて、休むことはできるのだろうか。
・給料の保証は自分がすべて。→すべて自分しだい。だれも売上を保証してくれない。倒れたらしばらく売上がたたない可能性もある。
・住宅ローンが通りにくい。クレジットカードも作りにくい。→起業したてだと特に厳しい。売上初年度から売上&所得がサラリーマン時代より増えていても、その収入が継続するのか?信用がないのだ。なので、ローンも通りにくいし、クレジットカードも作りにくい。
なので、サラリーマン時代にローンを組んでおけ、カードも作っておけと言われるわけだ。
まとめ:稼げるようになっても社会的信用はサラリーマンより低いのが起業だ
題名にサラリーマンの年収300万円と起業家の年収1,000万円同等?と書いたが、
数字的な理論はない。
精神論の話だ。(逃げ)
それくらい起業家は不安定・自分次第なわけです。
個人事業にしても法人設立にしても。
なので、サラリーマン時代より稼げるようになったから満足ではなく、
それ以上、稼がないと同等にはならないのです。
と、自戒の念を込めて、書いておく。
この記事を書いた田村です。
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S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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