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軌道に乗るまでバイトする覚悟がないくらいの起業なんてしないほうがいい

2015/06/14

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最近の風潮として、

起業することのハードルが下がってきていると思う。

昔であれば、

サラリーマンとして定年退職することが美徳とされ、

転職、ましてや起業なんてあり得ないことだった。

最近では、

どんなに大手企業であっても定年まで働ける可能性は少なくなってきているのではないか。

会社に頼らず、個人、個人の能力で食えるようならないとこの先厳しいのではないか。

など、独立することが推奨される時代になってきている。

私も個人的には、会社依存は怖いことだと思う人間ではあるが、

ただ、それ以上に、起業している人が多くなってきているので、

起業すればすぐ食えるようになる・・・・と勘違いしている人も昔より多くなってきているのではないかと思っている。

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人間は成功結果しか公表しない

起業して人生かわりました。

会社員時代の収入より増えました。

など、起業の成功談ばかり耳にすることが多い。

「このドリンクを飲むだけで2週間で5kg痩せちゃいました」

的な謳い文句的と近いものを感じる。

ただ、本当にそのドリンクを飲んだだけで痩せたのかって話だ。

大体、そのドリンクの箱の隅の方に小さくこう書いてある。

「生活習慣・食生活も改善しました。あくまで個人の意見です。」

と。

そう、簡単に成功なんて実現できない。

でも、人間は成功結果しか公表しない。

すごいでしょ?

と言ってもらいたいから。

起業だってそう、成功するまでにどれだけの努力と失敗があったのか。

それは、その人個人に聞かないと絶対にわからないこと。

そして、大抵の人間は失敗談なんて言いたくない。

3年後の個人事業の生存率は4割

法人の場合は、3年後の生存率、6割。

どうだろう。

この割合、高いと思うか、低いと思うか。

どう思うかは個人によって違うが、

言いたいのは、たった3年で半分は潰れるということだ。

この潰れるまで、利益が出た事業者はどれだけあったのだろうか。

潰れるまで3年といっても、

まったく売上が立たず、貯金を取り崩して終わった企業だって腐るほどあるだろう。

1年で軌道にのる起業なんてほぼない。

起業しても、認知されるまでにある程度の時間は必要だ。

開業初日から売上が上がることなんてほぼ皆無だ。

ということは、しばらくは自分の貯金を取り崩す、

もしくは、起業したにも関わらず、固定費を払うためにバイトしなければならないのだ。

その覚悟はあるのか。

私も開業したての時は売上は顧問先1件だった。月3万円の顧問収入のみだった。

自分の営業活動をするといっても、その花が咲くまでは売上ゼロだ。

月3万円じゃあ、どうにもこうにもならない。

税理士として開業したが、頭を下げて、他の会社で働かせてもらった。

正直、悔しかった。

でも、それが現実だ。

だって、食えないんだもの。

すぐ廃業して、また勤務税理士になることも考えた。

起業しているのに食えないから他で働かせていただきながら、自分の事業を続けること。

起業したのに食えないからすぐ廃業すること。

どちらにせよ、私からしたらプライドずたずただ。

だったら、もう少しがんばってから廃業しよう。

廃業なんていつでもできると。

起業はきついよ。いや、まじで。

起業して3年ちょっと。

あのー、結果論としては

今、起業してすげー楽しいっす。サラリーマンの時より、金銭的にも余裕あるし、

本当に楽しいっす。

大変だけど、まじで楽しいっす。

 

ただ、ここまで来るのは本当にきつかったよ。

お金もだし、対外的なものも含め、本当にきつかったよ。

女ということで門前払いされたこともあるしね。

 

ただ、石の上にも3年って本当なんだな。と実感しているところです。

そんなにすぐ成功したらみんな起業してるって。

どれほどの覚悟があって起業を目指しているのか。

そして、今、起業しているけれど、厳しくて辞めようと思っているあなた。

 

辞めた方がいいのかどうか、っていうのは自分の覚悟次第。

ただ、まだ1年しかやっていないのであれば、お金が続く限り、もう少しがんばってみては?と個人的に思う。

石の上にも三年。身をもって証明中。

この記事を書いた田村です。

田村 麻美
田村 麻美
S59生まれのアラサ-人妻税理士。
2018年12月に処女作『ブスのマーケティング戦略』を発売。
ジャックダニエルとメガネ男子が好物。
昼は、チャリで駆け回るフットワークの軽さだけが売りの税理士。法人、個人問わず、会計税務の問題を解決するために日夜奮闘中。
目標なき成長はなし!と女子っぽくない暑苦しい一面をもっている。
しかし、夜は昼から一転。北千住を一人で飲み歩き、店員さんに絡むことが唯一の楽しみという一面ももっている。
家族構成:夫・娘(5歳)
愛読書:週刊SPA
大好きな作家様:水野敬也先生・カレー沢薫先生
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